【動画解説】比叡山延暦寺が焼き討ちされた理由|信長も激怒した「仏教ヤクザ」の実態

12/12/2025


 

コメントできるようになりました 織田信長

 

比叡山の僧兵(僧侶)兵士

 

 

織田信長による「比叡山焼き討ち」は残虐な行為として知られていますが、実は当時の延暦寺は、誰からも嫌われる「仏教ヤクザ」と化していました。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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金儲けに走った堕落した僧侶たち

本願寺顕如

 

元々、比叡山延暦寺は国の安寧を守る宗教勢力として、税金を免除され、自給自足のための土地を与えられていました。しかし、農業をしたこともない僧侶たちは、次第に土地を貸し出して不動産業に手を出し始めます。さらに、儲けたお金で金融業(金貸し)を始めたり、お寺の改修費用という名目で各地に関所を作り、通行人から銭を徴収したりと、金儲けに走っていきました。

 

  • 本来は国の平和を祈る宗教勢力でしたが、不動産業や金融業を始めて利益を追求しました。
  • 各地に関所を作り、通行税を徴収するなどして資金を集めました。

 

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織田信長スペシャル

 

 

暴力と脅しで人々を苦しめた「仏教ヤクザ」

公暁(坊主)

 

巨大化した延暦寺は、お経も読めないようなコワモテのチンピラに僧侶の格好をさせ、借金の取り立てを行わせました。彼らは大貴族の屋敷であっても構わず押し入り、金目のものを奪うなど、まさに「仏教ヤクザ」そのものでした。また、自分たちの利益を守るためには手段を選ばず、神輿(みこし)を担いで朝廷に押しかけ、「言うことを聞かないとバチが当たるぞ!祟りじゃ!」と脅迫まがいの行為を繰り返しました。

 

  • チンピラのような僧兵を使い、暴力的な借金の取り立てを行いました。
  • 朝廷に対しても「神罰」や「祟り」を盾に脅しをかけ、自分たちの要求を通そうとしました。
  • 勢力を伸ばしていた浄土真宗にも因縁をつけ、寺ごと町を焼き払うなど、やりたい放題でした。

 

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【まとめ】庶民から「毛虫」のように嫌われた延暦寺

 

当時の延暦寺は、仏の道を説く聖職者集団ではなく、暴力と金銭欲にまみれた一大武装勢力でした。そのため、庶民からは「毛虫」のように嫌われていたといいます。信長による焼き討ちは、こうした腐敗しきった権威に対する鉄槌だったのかもしれません。

 

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はじめての戦国時代

 

 

Q&A:よくある質問

読み書きができた紫式部(はてな)

 

Q. なぜ延暦寺はお金儲けを始めたのですか?

乱取りシーン(戦国時代)モブ 村人

 

A. 自給自足のために与えられた土地を自分で耕作せず、貸し出して利益を得ることを覚えたのがきっかけです。そこから不動産業、金融業へと手を広げていきました。

 

 

Q. 「仏教ヤクザ」とは具体的に何をしたのですか?

日本史01 織田信長のポイント解説

 

A. 僧侶の姿をした荒くれ者が、暴力的な借金の取り立てや、朝廷への強訴(脅し)、他宗派への焼き討ちなどを行いました。

 

 

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