【動画解説】戦艦大和は沈んでも技術は沈まず!日本の復興を支えた秘密装備

29/12/2025


 

コメントできるようになりました 織田信長

kawauso編集長

 

 

世界最大を誇った戦艦大和。その巨体は海に沈みましたが、建造のために開発された高度なテクノロジーは、戦後の日本を「造船王国」や「技術大国」へと押し上げる原動力となりました。

 

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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大和に搭載された極秘テクノロジー

 

 

戦艦大和には、当時の日本が総力を挙げて開発した最先端の技術が詰め込まれていました。遠距離からでも正確に敵を狙うための測距儀(そっきょぎ)や火器管制装置、超大型ドックの建設技術、極厚の鋼板を扱う溶接技術、そして巨大な蒸気タービンや複雑な電気系統を統合制御する技術などです。これらは当時、軍事機密として厳重に守られていました。

 

  • 敵を正確に攻撃するための測距儀や火器管制装置。
  • 巨大な船体を作るための超大型ドックや溶接技術。
  • 蒸気タービンや電気系統の統合制御技術など、当時の最先端技術の結晶でした。

 

関連記事:戦艦大和が引き上げられない3つの理由|技術・費用、そして英霊への敬意

 

 

民間へ開放された技術が「高度経済成長」の礎に

 

 

敗戦によって職を失った技術者たちは、民間企業へと活躍の場を移しました。これにより、門外不出だった軍事技術が民間に開放されることになります。大和の造船技術は巨大タンカーや客船の建造に活かされ、日本は「造船王国」として復活。また、測距儀の光学技術はカメラや精密機器産業へ転用され、ニコンやキヤノンといった世界的メーカーを生み出しました。さらにエンジン制御技術は、新幹線や工場の自動化など、日本のインフラを支える礎となったのです。

 

  • 造船技術は商船やタンカーに応用され、戦後の造船ブームを牽引しました。
  • 測距儀の技術は、カメラや家電などの精密機器産業へと発展しました。
  • エンジン制御技術は、新幹線や火力発電などの分野で活用されました。

 

はじめての明治時代

 

 

【まとめ】大和のDNAは現代日本にも生きている

 

戦艦大和そのものは悲劇的な最期を遂げましたが、そこに込められた技術者の魂とテクノロジーは決して沈むことはありませんでした。それらは戦後の復興を支え、現代の豊かな日本社会を形作る大きな力となって浮上させたのです。

 

 

Q&A:よくある質問

読み書きができた紫式部(はてな)

 

Q. 戦艦大和の技術は具体的に何に使われましたか?

日本史01 織田信長のポイント解説

 

A. 造船技術は大型タンカーなどに、光学機器(測距儀)の技術はカメラや精密機器に、エンジンなどの制御技術は新幹線や発電所などに応用されました。

 

 

Q. なぜ軍事技術が民間に広まったのですか?

日本史02 徳川家康のポイント解説

 

A. 敗戦により海軍が解体され、そこで働いていた優秀な技術者たちが民間企業へ再就職したことで、軍事機密だった高度な技術が民生用として活かされるようになったからです。

 

 

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