【動画解説】日本と南米を結ぶ直行便がない理由|驚くべき距離と技術・経済の壁

08/12/2025


 

コメントできるようになりました 織田信長

 

飛行機(プロペラ)に乗るkawausoさん

 

日本から南米へ行くには必ず乗り継ぎが必要です。なぜ直行便が存在しないのでしょうか?その理由は、圧倒的な「距離」と、採算が合わないという「経済性」の壁にありました。

 

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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技術的な限界を超える「巨大な距離」

 

 

現在、日本(成田国際空港)からの直行便で最も遠いのはメキシコシティまでの約11,270kmです。しかし、南米最大の都市であるブラジルのサンパウロまでは約18,526kmもあり、この距離をノンストップで飛ぶことは現在の通常の航空機では非常に困難です。この圧倒的な距離の差が、直行便実現の大きな技術的障壁となっています。

 

 

  • 現在、成田からの直行便最長距離はメキシコシティまでの約11,270kmです。
  • 一方、ブラジルのサンパウロまでは約18,526kmもあり、距離が遠すぎます。
  • この距離を飛ぶには、技術的なハードルが非常に高いのが現状です。

 

 

採算が合わない「経済性」の問題

 

 

距離の問題だけでなく、航空会社の「経済性」も大きな壁です。特に西向きのフライトでは、向かい風となる偏西風の影響を強く受けるため、より多くの燃料が必要になります。実際、メキシコシティから成田への便でさえ、燃料の重さなどの関係で満席での運航ができず、座席数を制限しているほどです。さらに距離の長い南米からの直行便となれば、乗客を減らして燃料を積まなければならず、採算が合わないため実現が難しいのです。

 

  • 西向きのフライトは偏西風の影響で燃料消費が増えるため、コストがかさみます。
  • 燃料を多く積むために乗客数を減らす必要があり、満席で運航できない場合があります。
  • 結果として採算が合わず、航空会社にとってビジネスとして成立させるのが困難です。

 

 

【まとめ】技術の進化で未来には実現するかも?

 

 

現在は存在しない日本と南米の直行便ですが、航空業界では技術革新が進んでいます。例えばカンタス航空は、シドニーとニューヨーク間の約16,000kmを結ぶ世界最長の直行便を計画しています。将来的には技術の進化により、日本と南米が一本の空路で結ばれる日が来るかもしれませんね。

 

 

Q&A:よくある質問

読み書きができた紫式部(はてな)

 

Q. 日本から直行便で行ける一番遠い都市はどこですか?

 

A. 現在はメキシコのメキシコシティ(約11,270km)です。

 

 

Q. なぜ南米への直行便は採算が合わないのですか?

 

A. 距離が長すぎて大量の燃料が必要になるためです。特に偏西風の影響を受ける西向きの便では、燃料を積むために乗客や荷物の量を減らさなければならず、結果として利益を出すのが難しくなってしまいます。

 

 

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