日本を開国させたことで知られるペリー提督。実は、アメリカでは英雄である兄の方が有名で、ペリー自身は「熊親父」と呼ばれるなど、教科書には載っていない意外な一面を持っていました。
この記事の目次
偉大な兄を超えるための「日本開国」
ペリーの兄、オリバー・ハザード・ペリーは、米英戦争で大活躍した国民的英雄であり、アメリカでは弟のペリーよりも100倍有名だといいます。ペリーはそんな偉大な兄を超えるため、頑なに国を閉ざしていた日本を開国させようと決意しました。
- 兄のオリバー・ハザード・ペリーは米英戦争の英雄で、アメリカでは非常に有名です。
- ペリーは兄を超えるため、難攻不落の日本を開国させることを目指しました。
- そのために私費で約1億円を投じて日本を研究したという逸話もあります。
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理系でカツラ?ペリーの意外な特徴
ペリーは大柄で強面な外見から「脳筋」に見えますが、実は蒸気船ミシシッピ号を自ら設計したほどの優秀な技術将校(理系)でした。また、実はカツラを愛用しており、大声で号令をかける姿から、水兵たちには「熊親父」というあだ名をつけられていました。
- 身長は192cm以上ありましたが、実は技術将校で理系でした。
- 髪は地毛ではなくカツラだったと言われています。
- 宴会で泥酔した日本の侍に抱きつかれキスをされても、「条約を結んでくれるならキスくらい安いものだ」と言い放つなど、懐の深い一面もありました。
ペリ-来航 日本・琉球をゆるがした412日間/中央公論新社/西川武臣
【まとめ】知られざるペリーの苦労と功績
ペリーは日本を開国させるという偉業を成し遂げましたが、当時のアメリカ国内は南北戦争へと向かう混乱期にあり、その功績はしばらく忘れ去られていました。しかし、彼はアフリカの奴隷帰国事業にも尽力しており、リベリアという国では日本と同じくらい知名度が高いそうです。
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激動の幕末維新を分かりやすく解説「はじめての幕末」
Q&A:よくある質問
Q. ペリーが日本に来た本当の理由は何ですか?
A. 太平洋でクジラを捕っている捕鯨船の補給地(水や食料、燃料の確保場所)として日本を利用するためでした。
Q. ペリーの階級は本当はもっと低かったのですか?
A. はい。日本に来航した際は艦隊を率いるために臨時の「提督」という立場になっていましたが、本来の階級は「大佐」でした。
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