【動画解説】戦艦大和が引き上げられない3つの理由|技術・費用、そして英霊への敬意

19/12/2025


 

コメントできるようになりました 織田信長

 

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日本史上最大の戦艦「大和」。なぜ今も深海に眠ったままなのか?それには、技術や費用だけではない、もっと深く大切な理由がありました。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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理由1:多くの乗員が眠る「海の墓標」として

 

戦艦大和が沈没している地点は、多くの乗員たちが最期を迎えた場所です。海の底は彼らにとっての「お墓」と同じであり、英霊たちが安らかに眠る静かな環境を敬うことは、今を生きる私たちの責任でもあります。むやみに引き上げることは、その平穏を乱すことになるかもしれません。

 

 

  • 沈没地点は、多くの乗員にとって最後の場所であり、海の墓標です。
  • 英霊たちが安らかに眠る場所として、その静寂を敬う必要があります。
  • 道義的な観点から、そのままそっとしておくべきという考えが強くあります。

 

 

 

理由2と3:途方もない技術的困難と巨額の費用

 

現実的な問題として、技術とコストの壁も立ちはだかります。大和は約6万5000トンもの重さがあり、水深350m(※動画内では「深さ1000m」と言及されていますが、実際の大和の沈没地点は約350mです。動画の文脈に沿いつつ補足します)の深海に沈んでいます。これを安全に引き上げるには現代でも非常に高度な技術が必要です。さらに、その費用は数百億円から数千億円とも見積もられており、公的資金で賄うにはあまりに非現実的な金額となってしまうのです。

 

 

  • 大和の重量は約6万5000トンもあり、深海から引き上げるのは技術的に極めて困難です。
  • 引き上げ費用は数百億円から数千億円規模になると見積もられています。
  • 他の公共プロジェクトと比較してもあまりに高額で、現実的ではありません。

 

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【まとめ】海底で静かに歴史を伝え続ける

 

技術的、経済的、そして何よりも道義的な観点から、戦艦大和の引き上げは現実的ではありません。大和の悲劇は単なる過去の出来事ではなく、多くの命と感情が絡み合った深い意味を持つものです。海の底で静かに眠り続けることこそが、その歴史的役割を全うすることなのかもしれません。

 

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Q&A:よくある質問

読み書きができた紫式部(はてな)

 

 

Q. 戦艦大和の引き上げにはいくらかかると言われていますか?

日本史01 織田信長のポイント解説

 

A. 専門家の見積もりによると、数百億円から数千億円という莫大な費用がかかるとされています。

 

 

Q. なぜ引き上げない方が良いという意見があるのですか?

日本史02 徳川家康のポイント解説

 

A. 沈没した船内には多くの乗員の遺骨が残されている可能性が高く、そこは「海のお墓」であるため、静かに眠らせてあげるべきだという慰霊の観点があるからです。

 

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