【動画解説】原敬暗殺の真相は「勘違い」だった!?|平民宰相を襲った衝撃の結末

11/12/2025


 

コメントできるようになりました 織田信長

 

kawauso編集長

 

 

「平民宰相」として親しまれた原敬。しかし、彼が東京駅で暗殺された理由は、なんと犯人のとんでもない「勘違い」によるものでした。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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平民宰相・原敬を襲った悲劇

国会議事堂

 

第19代内閣総理大臣・原敬(はらたかし)は、明治維新以降初めて爵位を持たない「平民宰相」として国民から高い人気を集めていました。しかし、1921年11月4日、京都での会議に向かうため東京駅を歩いていたところ、突如現れた男に短刀で刺され、その生涯を閉じました。

 

  • 原敬は、日本初の爵位を持たない総理大臣として人気がありました。
  • 1921年11月4日、東京駅の改札口へ向かう途中で襲撃されました。
  • 犯人は大塚駅の駅員だった中岡艮一(なかおかこんいち)という人物でした。

 

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はじめての明治時代

 

 

上司の愚痴を「暗殺指令」と勘違い!?

 

実はこの暗殺、犯人のとんでもない勘違いが引き金でした。犯人の中岡の上司は原敬が大嫌いで、日頃から「今の日本には武士道精神が失われた。皆、腹を切る(切腹する)と言うが、実際に腹を切った奴はいない」と愚痴をこぼしていました。これを中岡は「腹(原敬)を切る(殺す)」ことだと勘違いしてしまったのです。

 

  • 犯人の上司は原敬が嫌いで、悪口を中岡に吹き込んでいました。
  • 上司が嘆いた「腹を切る(切腹)」という言葉を、中岡は「原敬を斬る」ことだと誤解しました。
  • その結果、「自分が腹を切ってみせます」と宣言し、犯行に及んでしまったのです。

 

 

 

【まとめ】言葉の綾が生んだ歴史的事件

 

 

一国の総理大臣が、たった一つの言葉の勘違いによって命を落とすという、あまりにも衝撃的でやるせない結末。歴史を動かす事件の裏には、時としてこうした信じがたい「誤解」が潜んでいることがあるのですね。

 

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Q&A:よくある質問

読み書きができた紫式部(はてな)

 

 

Q. 原敬を暗殺した犯人は誰ですか?

日本史01 織田信長のポイント解説

 

A. 当時、大塚駅の駅員をしていた中岡艮一(なかおかこんいち)という青年です。

 

 

Q. なぜ犯人は原敬を襲ったのですか?

日本史02 徳川家康のポイント解説

 

A. 上司が武士道精神について語った「腹を切る(切腹)」という言葉を、「原敬を殺せ」という意味だと勘違いし、それを実行してしまったためです。

 

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