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時代劇に二階建ての長屋がある理由は?【江戸プチ雑学】

31/05/2022


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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Manor(荘園に逃げ込む鉄の職工達)

 

時代劇を見ていると日本橋周辺の長屋は二階建てになっている事が多いですよね?

 

nariakira-simazu(島津斉彬)

 

逆に大名屋敷となるとあまり二階建てというのはありません。これはどういう事なのでしょうか?

 

kawauso編集長

 

実はその理由は、地価が高いからなんだそうです。江戸で一番地価が高いのは日本橋の付近で間口一間×奥行二十間の敷地が1000両という相場でした。現在の坪単価に直すと、8坪で6000万円であり、現在の東京の銀座の地価と比較すると格安ですが当時の小さな村の20倍の税収に匹敵する巨額でした。

 

小判(お金)

 

なので、平屋で家を貸したのでは採算が取れず、軒並み長屋が二階建てになったのです。建物を高くする動機は現在と全く同じという事ですね。逆に大名屋敷は幕府から下賜されるケースが多いので採算を考える必要がなく平屋で広々とした屋敷を設計する事が出来ました。

 

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カワウソ編集長

カワウソ編集長

日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
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