【動画解説】坂本龍馬の跡を継いだ養子・坂本直の数奇な人生|偉大すぎる父の名を背負った男

25/12/2025


 

コメントできるようになりました 織田信長

坂本龍馬の臨終

 

幕末の英雄・坂本龍馬。暗殺された彼には実の子はいませんでしたが、その名を残すために急遽迎えられた「養子」がいました。その人物、坂本直(さかもとなお)の知られざる人生に迫ります。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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龍馬の甥っ子「高松太郎」が養子になった理由

 

 

坂本龍馬には子供がいませんでしたが、龍馬が亡くなった後、その名跡を残すために親族から養子として迎えられたのが「坂本直(なお)」です。彼は元々「高松太郎」という名前で、龍馬の姉・千鶴の子供、つまり龍馬の甥っ子にあたります。

 

  • 坂本直は、龍馬の実の甥(姉の子)でした。
  • 龍馬とも面識があり、勝海舟の弟子になったり、神戸海軍操練所に入ったりと、叔父に引き立てられていました。
  • その後も龍馬と行動を共にし、亀山社中や海援隊にも所属していました。

 

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偉大な叔父と比べられた「ハードモード」な後半生

 

坂本直は、尊王の志士としての資質は今ひとつだったようで、龍馬のような大きな功績は残していません。それでも「龍馬の甥」ということで、維新後は北海道で判事を務めたり、宮内省(宮内庁)に入って役人になったりしました。しかし、キリスト教の洗礼を受けたことが原因で宮内省をクビになり、路頭に迷うなど苦難も経験します。

 

  • 志士としての大きな功績はありませんでしたが、維新後は役人として働きました。
  • しかし、キリスト教に入信したことで宮内省を免職になるなど、波乱万丈な人生を送りました。
  • 明治4年、政府内で「坂本龍馬の家を残したい」という動きがあり、彼が永世十五人扶持(えいせいじゅうごにんぶち)を与えられて正式に養子となりました。

 

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【まとめ】龍馬の名を残したことが最大の功績?

 

これといった目立った業績はない坂本直ですが、偉大すぎる叔父・坂本龍馬の家名を途絶えさせずに後世へ残したという点においては、評価されるべき人物なのかもしれません。

 

俺達尊攘派

 

 

Q&A:よくある質問

読み書きができた紫式部(はてな)

 

Q. 坂本龍馬に子供はいなかったのですか?

長崎で亀山社中を結成する坂本龍馬

 

A. はい、龍馬と妻のお龍の間には実の子はいませんでした。そのため、姉の子供である高松太郎(後の坂本直)が養子に入りました。

 

こんにちは西洋

 

 

Q. 坂本直はどんな仕事をしていたのですか?

勝海舟から航海術を学んだ坂本龍馬

 

A. 幕末は海援隊などに所属し、明治維新後は北海道で判事を務めたり、宮内省の役人になったりしましたが、後に免職となっています。

 

 

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