日本史小説

勝海舟の育った江戸末期の環境がわかる『父子鷹』(おやこだか)

父子鷹(上)

 

幕末の偉人・勝海舟の父が勝小吉です。

 

旗本男谷平蔵忠恕の庶子として生まれ文化5年旗本勝甚三郎の末期養子となりますが、喧嘩好きで学問が大嫌い、放蕩を続けて13歳で江戸を出奔し上方を目指す途中に護摩の灰(旅人を騙して金品を奪う盗賊)に路銀と服を奪われて無一文になり乞食をしながら伊勢参りをし、乞食仲間や賭場の親分に助けられ江戸に戻ります。

 

また旅の途中に崖から落ちて睾丸を片方潰し、2年治らなかったようです。

 

文政2年(1819年)に甚三郎の実娘信と所帯を持つものの、放蕩癖は治らず、文政5年にはまた江戸を出奔、道中、水戸の家来だと身分を偽り、宿屋や人足を騙して旅を続け、遠州(静岡県)の知り合いの所にしばらくいたものの江戸から甥が迎えに来て懇願され江戸に戻ると、父親に座敷牢に入れられ、21歳から24歳まで過ごしました。

 

そして、この時期に勝麟太郎(海舟)が誕生します。小吉は息子が3歳になったので隠居して家督を譲りたいと願うものの父に「そういう事は少しは働いてから言え」と諭され、遅ればせながら就職活動をします。

 

しかし、日頃の不品行が祟り、全て失敗しました。この後は、喧嘩と道場破りに明け暮れ、刀剣の売買や町の顔役のような事をして過ごし、天保9年(1838年)15歳になった麟太郎に家督を譲り37歳で隠居しました。

 

小吉の甥、男谷信友は幕末の江戸において力の斎藤、位の桃井、技の千葉と称された三大道場をもってしても歯が立たないと謳われた剣豪でしたが小吉は、この甥を片手でひねったそうで江戸の火消し新門辰五郎は「喧嘩で右に出る者なし」と小吉を評価しました。もし、もう少し元気で長生きしていれば、幕末の風雲で有り余るエネルギーを発散できたかも知れません。

 

小吉は天保14年(1843年)中風の発作の後遺症で体が弱り鶯谷に庵を結び以後は静かな余生を送り『平子龍先生遺事』と『夢酔独言』を書いています。学問をしなかったので候文が書けず、夢酔独言は、全編話し言葉で書かれており江戸時代に庶民がどのように会話したのか貴重な史料になっています。

 

関連記事:坂本龍馬と渋沢栄一、ビジネス好き2人の運命を分けたのは何?

 

 

 

父の日を祝おう!オンライン雑談会やります。

おとぼけ(田畑)ナレーション

 

こんばんは、ほの日TVの中の人です❗

 

6月は祝日が無く、わりと忙しい6月後半の父の日。思い出したと思ったら過ぎていた、ということはありませんか?

 

「今年の父の日はいつ?」と思ったらすぐにカレンダーをチェック!今年こそは、いつも頑張っているお父さんにきちんとありがとうを伝えましょう。そこで父の日は、恒例のほの日メンバーや日本史好きの方達がワイワイ語り合うイベントを実施しますよー。

 

はじ三倶楽部 スマホでオンライン雑談会に参加する読者

 

一緒に憂鬱な気分を忘れて和気あいあいと日本史と父について語りながらASMR音声で心を癒しましょう!

 

今年の父の日は、まったりと日本史を語る!陽気なBGMと共に(日本史ver)のライブ配信が、2021年6月20日(日)22:30に決定しました!(パチパチ👏)もちろん中の人、「主宰:おとぼけ」と「編集長:kawauso」の両名がチャット💬にて参加予定です。

 

kawausoさんを中心に講義を受ける視聴者

 

ほの日の可愛らしい背景画と心温まるオンライン空間で、日本酒や甘酒を片手に日本史について22:30〜24:00の1時間半、中の人たちとゆる〜く雑談をしながら梅雨を楽しみながらワイワイ語り合いませんか?

 

雑談テーマは「あなたが選ぶ理想の父子は?」6月20日(日)は父の日。

そこで、日本史に登場する偉人で理想の父子を選んでみましょう。

 

桜井の別れで知られる忠臣楠木正成と楠木正行

父子で平家の黄金時代を築いた平清盛と平重盛家康をビビらせた父子、

真田昌幸と真田信繁容赦ない甘やかし父子、豊臣秀吉と豊臣秀頼破

天荒な不良御家人と幕末の外交官、勝小吉と勝海舟

最後まで分かり合えなかった悲劇の父子、斎藤道三と斎藤義龍

父の重圧を耐え抜いて幕府を繋いだ徳川家康と徳川秀忠

 

kawauso編集長とおとぼけ

 

フィクションだけど、拝一刀と大五郎あなたが考える理想の父子を教えて下さい。皆さまもご都合に合わせてチャットに参加したり、もちろんチャットの会話ログを覗くだけでも結構です。

 

のんびりと楽しんではみませんか。当日は以下の動画からオンライン雑談会を実施しますよー。

 

 

🔸愉快な中の人たち一覧🔸

はじめての三国志主宰 おとぼけ(田畑雄貴)

おとぼけ(主宰)

 

数々の思いつきで場を散らかした後、kawauso編集長に丸投げし去っていく。ネットの不特定多数無限大の可能性にロマンと情熱を捧げる「はじめての三国志」の創設者。鹿児島出身、幼少期は自然豊かな豪州で生活するもホームシックになり帰国。帰国子女を対象とした学校適応支援のおかげで辛うじて高校に入学できるもガッポリと日本史の知識が抜けているため現在、勉強中。

 

はじめての三国志編集長 kawauso

kawauso(編集長)

 

三国志と日本史と世界史と都市伝説を手掛けるライター。主に書いているのは戦国時代記事だが、他の人が調べない戦国のマニアックな情報を集めてしまう癖がある。本能寺の変については、光秀単独犯説で黒幕いない派

 

関連記事:勝海舟の育った江戸末期の環境がわかる『父子鷹』(おやこだか)

 

 

【教科書では読めない裏話満載の戦国時代特集】
はじめての戦国時代

 

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

“ほのぼの日本史Youtube"

 

“ながら日本史

音声コンテンツ(ながら日本史)

PAGE TOP