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戦国大名は農繁期に合戦をしないは嘘だった

17/01/2021


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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都市化が兵農分離を可能にした

にぎわう市(楽市・楽座)

 

戦国時代は、それまで京や鎌倉などしかなかった都市が商業の発達により博多や堺のような地方にも出現して、各地で独自の経済圏が出来た時代でした。

兵糧を運ぶ兵士

 

都市の生活では、土地を持たなくても銭を稼ぐ手段さえあれば食べていく事が可能であり、そこは、没落した武士や土地を失い窮迫した農民のような稼ぐ手段がない人々が傭兵として雇用され生きる場でもあったのです。

 

兵農分離は、なにも織田信長によってのみ行われたわけではなく、日本の都市化の進行が貨幣経済を発達させ、生活苦にあぶれた人々が傭兵として雇われ、戦場に出ていくのを可能にしたから生まれたという事が出来るのではないでしょうか?

 

三国同盟を潰したあの男

 

 

戦国時代ライターkawausoの独り言

朝まで三国志2017-77 kawauso

 

貨幣経済の発展が、土地を追われて食うに困った人々の金銭雇用を可能にし100年の乱世が、このような傭兵が活躍する下地をつくっていた。このように考えると、歴史というものは、少しの無駄もつくらず全ての人間を巻き込んでいくのだなと思わずにはいられません。

 

参考文献:最新研究が教えてくれる あなたの知らない戦国史 辰巳出版

 

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武田信玄

 

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カワウソ編集長

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日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
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