ほのぼの日本史chをご覧の皆さん、今週もお疲れ様でした。今回のお疲れキャラは北条政子です。北条政子には、腹違いの妹から夢を買ったという話があります。
政子の妹は、ある日、高い山に登り、太陽と月を着物の袂に入れて3つの橘の実がついた枝を頭の上に置くという不思議な夢を見ました。
しかし、夢占いでそういう夢を探しても出て来ないので悩んで政子に打ち明けたのです。
最高の吉夢だと察知した政子
政子は、その夢が最高の吉夢だと察知しましたが、そんな事を言えば幸福を妹に取られると思いそれは史上最悪の悪夢だから私に売ってしまいなさい。人に売ればキャンセルになるからとまくし立てて妹の恐怖を煽り、怯えた妹は夢を売る事に同意します。
政子に流人の源頼朝から恋文が届く
政子は妹の気が変わらない内に、銅の鏡と唐織の綾の小袖をプレゼントしたそうです。この2つの品は、中々に高価で現在価格で100万円にもなるんだとかこうして夢を買い取った翌日、政子に流人の源頼朝から恋文が届き、政子の運命が開けるのです。政子ズルいという感想もあるでしょうが、対価として100万円を払っているので夢を強奪したという話でもないような気がしますね。
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