ほのぼの日本史チャンネルをご覧の皆さん。今週もお疲れさまでした。今回のお疲れキャラは松永久秀です。
彼のアイテムと言えば、古天明平蜘蛛織。田信長が執拗に渡すように迫っても、断固として譲らなかったと言われます。しかし、この古天明平蜘蛛利休時代の茶人山上宗二によれば、異形でゴテゴテしていて、シンプルを尊ぶ、利休のわび茶では不用と酷評されています。
久秀が冥途まで持って行こうとした割になんとも残酷な評価です。だとすれば、信長はどうして平蜘蛛釜を欲しがったのでしょうか?
久秀が絶対に渡さないので、増々欲しくなって、茶釜の価値など度外視するようになったのか?
謎は深まるばかりです。もっとも久秀ほどの文化人なら周囲がどう言おうと自分が素晴らしいと思えばそれは名物である。ここまでの境地に達していたのかも知れず、その価値観が信長にも合致したという事かも知れません。