江戸時代といえば、江戸には上水がありキレイな水が無料で飲めたような印象です。しかし、水が悪かった江戸では上水は土木工事をして引いていたので上水は無料ではなく、水道料金がちゃんと徴収されていました。
これを水銀(みずぎん)と言い、武家の場合は石高割で水道料が発生し町民は間口割といい、玄関の広さで水道料金が徴収されています。町民の水道料は間口一間(1・82m)につき16文で現在価格で320円程度、これで1年分ですから、現在の水道料よりも各段に安いですね。水と安全は無料という日本人の固定観念は江戸時代から続くものだったのでしょうか?
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