ほのぼの日本史TVをご覧の皆さん。今週もお疲れ様でした。今回のお疲れキャラは西郷どんです。
蒼天を衝けの主人公、渋沢栄一は一橋慶喜の家来として西郷に会っていましたが禁門の変前後の西郷は、幕府を倒すつもりではなかったと回想しています。どうしてかと言えば慶喜を廃した所で一気に天皇を中心に国が固まるとは到底考えられず結局は雄藩同士で権力の奪い合いになるだろうと西郷は危惧していたからでした。
それよりは幕府を残したままで有力な大名を参議にして政治に参加させ天皇は京都においたまま全て刷新すればよい。そこで西郷は栄一に
慶喜公はふらふらしているから良くないお前から言うのでは角が立つだろうから昔からの重臣に言って慶喜公の悪い部分を直すようにしてくれと言ったそうです。
栄一は、西郷の言い分を聞いて、これなら徳川を残す希望もあると思い西郷同様に雄藩連合を考えるようになりますが情勢は大きく変化し、結局西郷は長州と組んで幕府を倒してしまいました。
参考文献:実践論語処世談
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