父・清盛と後白河法皇の軋轢に苦しむ『平重盛』

18/06/2021


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 ほのぼの日本史レポート引用について



平清盛

 

平重盛は1138年清盛の長男として誕生しました。12歳で後鳥羽法皇の蔵人(秘書)にあり、翌年には従五位下に叙されます。保元・平治の乱では血気盛んな若武者として活躍。従四位下、伊予守、左頭頭も兼任しました。

 

26歳で公卿に昇進した重盛は名実ともに清盛の後継者の地歩を固めますが後白河法皇に重んじられ右近衛大将になった事が立場を微妙にします。後白河法皇に嫁ぎ高倉天皇を産んだ平滋子が死去した事で、後白河法皇と平清盛の間に軋轢が生じたのです。

 

その後、延暦寺の強訴を巡り後白河院と延暦寺が衝突。後白河法皇は、清盛に延暦寺の鎮圧を命じますが、後白河院サイドに平家打倒の企てがあると密告を受けた清盛は立場を反転。重盛の義兄、藤原成親を流罪にした上に殺害したのです。成親をパイプに後白河院と繋がる重盛は面目を潰しやがて、異母兄弟の平宗盛が平家の後継者として目されるようになります。

 

重盛は生母の身分が低い事から平家一門でも孤立し同母弟の基盛も死去していた事から、孤立感も強くなり晩年には「早く死んでしまいたいものだ」と口にするようになり血を吐いて病臥する事が増え42歳で死去しました。

 

重盛の死には清盛と後白河院に挟まれ重圧に苦しんだ事や後継者と目されつつも清盛の操り人形に過ぎない無力感があったと考えられています。

 

父の日を祝おう!オンライン雑談会やります。

おとぼけ(田畑)ナレーション

 

こんばんは、ほの日TVの中の人です❗

 

6月は祝日が無く、わりと忙しい6月後半の父の日。思い出したと思ったら過ぎていた、ということはありませんか?

 

「今年の父の日はいつ?」と思ったらすぐにカレンダーをチェック!今年こそは、いつも頑張っているお父さんにきちんとありがとうを伝えましょう。そこで父の日は、恒例のほの日メンバーや日本史好きの方達がワイワイ語り合うイベントを実施しますよー。

 

はじ三倶楽部 スマホでオンライン雑談会に参加する読者

 

一緒に憂鬱な気分を忘れて和気あいあいと日本史と父について語りながらASMR音声で心を癒しましょう!

 

今年の父の日は、まったりと日本史を語る!陽気なBGMと共に(日本史ver)のライブ配信が、2021年6月20日(日)22:30に決定しました!(パチパチ👏)もちろん中の人、「主宰:おとぼけ」と「編集長:kawauso」の両名がチャット💬にて参加予定です。

 

kawausoさんを中心に講義を受ける視聴者

 

ほの日の可愛らしい背景画と心温まるオンライン空間で、日本酒や甘酒を片手に日本史について22:30〜24:00の1時間半、中の人たちとゆる〜く雑談をしながら梅雨を楽しみながらワイワイ語り合いませんか?

 

雑談テーマは「あなたが選ぶ理想の父子は?」6月20日(日)は父の日。

そこで、日本史に登場する偉人で理想の父子を選んでみましょう。

 

桜井の別れで知られる忠臣楠木正成と楠木正行

父子で平家の黄金時代を築いた平清盛と平重盛家康をビビらせた父子、

真田昌幸と真田信繁容赦ない甘やかし父子、豊臣秀吉と豊臣秀頼破

天荒な不良御家人と幕末の外交官、勝小吉と勝海舟

最後まで分かり合えなかった悲劇の父子、斎藤道三と斎藤義龍

父の重圧を耐え抜いて幕府を繋いだ徳川家康と徳川秀忠

 

kawauso編集長とおとぼけ

 

フィクションだけど、拝一刀と大五郎あなたが考える理想の父子を教えて下さい。皆さまもご都合に合わせてチャットに参加したり、もちろんチャットの会話ログを覗くだけでも結構です。

 

のんびりと楽しんではみませんか。当日は以下の動画からオンライン雑談会を実施しますよー。

 

 

🔸愉快な中の人たち一覧🔸

はじめての三国志主宰 おとぼけ(田畑雄貴)

おとぼけ(主宰)

 

数々の思いつきで場を散らかした後、kawauso編集長に丸投げし去っていく。ネットの不特定多数無限大の可能性にロマンと情熱を捧げる「はじめての三国志」の創設者。鹿児島出身、幼少期は自然豊かな豪州で生活するもホームシックになり帰国。帰国子女を対象とした学校適応支援のおかげで辛うじて高校に入学できるもガッポリと日本史の知識が抜けているため現在、勉強中。

 

はじめての三国志編集長 kawauso

kawauso(編集長)

 

三国志と日本史と世界史と都市伝説を手掛けるライター。主に書いているのは戦国時代記事だが、他の人が調べない戦国のマニアックな情報を集めてしまう癖がある。本能寺の変については、光秀単独犯説で黒幕いない派

 

関連記事:勝海舟の育った江戸末期の環境がわかる『父子鷹』(おやこだか)

 

 

はじめての戦国時代

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
カワウソ編集長

カワウソ編集長

日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
【好きな歴史人物】
勝海舟、西郷隆盛、織田信長

-平安時代