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【戦国マメ知識】一貫とはどういう意味?

29/06/2022


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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money(お金・宋銭)

 

戦国時代や江戸時代の通貨単位には一貫があります。その由来はなんであるかご存知ですか?この貫というのは、貫くという意味があります。では、一体、何を貫くのか?それは銅銭なんですね。

 

戦国時代には銅銭の真ん中に空いている四角い穴に紐を通して1000枚ごとに括りつけ一塊にしていました。つまり、銅銭千枚が一貫なのです。なんで銅銭をわざわざ千枚ずつ紐で括る必要があったのでしょうか?

 

それは、当時は紙幣などはなく、すべての支払いが銅銭1種類でなされていたからです。銅銭一枚の価値は諸説ありますが、現在の百円から三百円程度でそんなに高い価値ではありません。現在でも、もし通貨が100円玉しかなかったら毎日、百円玉を数百枚持ち歩く事になりかなりしんどいですよね?

 

戦国時代も同じで、高額の取引をする商人は銅銭を一枚、一枚、数えている暇が惜しいので銅銭を千枚束にして一貫と数えて商売の手間を省いていたのです。ちなみに一貫の価値は諸説ありますが、現在価格で12万円ほどです。当時は1貫あれば、成人男性が2年間食べていける300㎏の米が買えました。庶民にとっては大金といえるでしょうね。

 

 

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カワウソ編集長

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日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
【好きな歴史人物】
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