時代劇を見ていて、いつも不思議なのは儀式などで当時の大名が烏帽子を被り、直垂を着ている中で袴がやたら長い事です。ドリフなどで何度もコントのネタにされた、あの長い袴はどうしてなのでしょうか?
長い袴の名称
あの長い袴は特に長裃と呼ばれるものです。つまり、コントの中の産物ではなく実際に存在しているんですね。そして、袴が長い理由はズバリ、殿中で争いごとを防ぐためだそうです。
長裃の効果
確かに、あの長い袴で相手を追いかけたら、かなりの確率で転びます。転ばなくても別の大名が袴の裾を踏んずければ、もう先に進めません。忠臣蔵でも、浅野内匠頭は吉良上野介を討ち漏らしていますが、それは、袴の裾が長すぎて逃げる吉良を追いかける事が出来ず裾を踏まれて取り押さえられたせいかも知れません。
袴の裾が短かったら吉良はどうなっていた?
もし、袴の裾が短ければ吉良は眉間の傷では済まずに浅野内匠頭に刺殺されていたかも知れません。だとすると、内匠頭切腹で喧嘩両成敗は成立してしまい四十七士による吉良邸討ち入りもなかったかもだとすると忠臣蔵のドラマを作ったのはあのコントみたいな長い袴だったという事になりますね。
こちらもCHECK
-
江戸時代日本人の平均身長は過去2000年で最低!どうして背が低かった?
続きを見る