江戸時代の消費生活を振り返ると「わかる」経済対策のヒント

14/10/2022


コメントできるようになりました 織田信長

紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

デフレ不況が止まりません。最近ではウクライナ戦争に関連するエネルギー資源の高騰で原材料費が上昇。デフレのまま、物の値段が上がる最悪の状況が生まれています。

 

国会議事堂

 

これでは消費者の財布の紐はさらに硬くなり消費は落ち込んで税収が落ち込みまた岸田内閣は消費税を上げると言い出すでしょう。それはそうとして、江戸時代の消費生活を振り返る事が、現在の経済状況を改善するヒントになるかも知れません。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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住居と教育費用が安い江戸

にぎわう市(楽市・楽座)

江戸時代の長屋は、今でいうアパートや団地のような存在ですが、驚くのは家賃の安さで月額6000円~20000円程度でした。もちろん安い分は畳三畳に家族4人と狭く、壁は薄く、風呂やトイレ井戸は共同ですがこれは嫌でも周囲とコミュニケーションを取って助け合うには好都合な設計です。

 

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江戸時代の教育日も安かった

寺子屋 kawauso編集長とおとぼけ

もうひとつ、子供の教育費もかなり安いものでした。寺子屋はピンキリで人気講師の寺子屋だと生徒200人で授業料も一定みたいなケースもありますが講師は多くいたので、もっと安く子供を教えてくれる人もいたのです。寺子屋に預けられない、もっと小さな子は長屋の付き合いを通して近所が面倒をみてくれました。

 

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景気対策は重い固定費に対する補助から

日本史 小判(お金)

 

江戸時代の支出を見ていると、どうやっても削りようがない固定費である家賃と教育費、保育料などが安い事が分かります。

 

収入アップが見込めない中では、削れない固定費が家庭に重くのしかかりその分、消費を削減する事になって、日本全体の景気を押し下げてしまいます。教育費の無償化は以前から言われていますが、高すぎる住宅ローンなどに補助を出し固定費の低減に努める事が財布の紐を緩め、消費を喚起するかも知れません。

 

参考文献:図解でスッと頭に入る江戸時代 昭文社

 

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カワウソ編集長

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日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
【好きな歴史人物】
勝海舟、西郷隆盛、織田信長

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