江戸時代に庶民向け図書館があった!どんな本を取り扱っていたの?


Rakuichi-Rakuza(楽市楽座)

 

江戸時代の日本では寺子屋が普及し地域差は大きいものの、同時期のヨーロッパと比較しても識字率が高かった事はよく知られています。また江戸時代には庶民の蔵書家が庶民向けに図書館を開いてもいました。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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江戸時代にどんな書籍を取り扱っていたの?

kawauso編集長

 

江戸時代に開かれた私設図書館には、以下のようなものがあります。

 

■浅草文庫:二世板坂卜斎 徳川家康の医師を務めた人
■雲橋寺文庫:加藤小五郎他 飛騨高山の寺子屋の師匠、文学・国学関係千冊以上
■経宜堂:河本一阿 天明年間。岡山県で図書館を開く。
文化5年(1808年)蔵書3万2千冊 同じ本を複数揃えていた
■青柳館文庫:青柳文蔵 天保年間。幼少期貧しく学問できなかったので富を築いてから
2万冊の書籍と千両の資金を仙台藩に寄贈。庶民向けの図書館を開く
■射和文庫:竹川竹斎 幕末期に伊勢で実業家として成功。蔵書1万冊を庶民に開放した。

 

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私設図書館を開いていた偉人もいた

東京大学 kawausoさん

 

いかがでしょうか?

 

もっと規模が小さく千冊程度の蔵書ならば、さらに私設図書館を開いていた人もいます。読み書きができるだけではなく、さらなる知識欲に突き動かされて本を読みたいという多くの人に向けて彼らは自らの蔵書を解放し、明治以後の日本の近代化に少なからぬ貢献をしたのです。

 

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カワウソ編集長

カワウソ編集長

日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
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