ほのぼの日本史チャンネルをご覧のみなさん、今週も一週間お疲れ様でした。今回のお疲れキャラは千利休です。
茶人のイメージが強い利休ですが、「茶はおもてなしの心」という精神で客人の心をつかむ演出を次々に生み出した名プロデューサーでもありました。そんな利休にはお好み焼きの源流である鉄板焼きを産み出したという話があります。
その料理とは麩の焼きと言い焼いた鉄板の上に水で溶いた小麦粉を流し込んで薄く焼きそこに芥子の実や山椒味噌、砂糖を加えた和菓子です。見た目は現在のクレープであり、その見た目が経典に見えるので仏事用の菓子でした。
利休は麩の焼きが好きで、よく茶請けとして出していてそれ以外の茶菓子に比較しても出番は多いとか江戸時代には麩の焼きの中身を餡にした助惣焼が登場しどら焼きの元祖になります。
お好み焼きはそれよりも遥かに下って大正時代餡子の代わりに食材を挟んでソースをかけて食べるようになって誕生しました。
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