経済から見た西南戦争と自由民権運動【ミニコラム】


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

姉妹メディア「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

yuki tabata(田畑 雄貴)おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、姉妹メディア「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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saigou-takamori-Military-uniform(軍服姿の西郷隆盛)

 

明治10年の西南戦争は明治政府の勝利に終わりますが、戦争鎮圧までに費やした費用は、4156万7727円で現在価格で9040億円相当の膨大な金額でした。

 

この戦費を賄う為に政府は不換紙幣を濫発し物価は急速に値上がりしてインフレーションを招きます。しかし、インフレにより地租に苦しんでいた農民は、相対的に納税額が低下。収入に余裕が出来た事で各地の豪農が自由民権運動に参加します。

 

こうして、士族中心の自由民権運動に農村の豪農が加わる事になり、運動自体は全国に拡大国会開設や地租軽減、民力休養を求める大きなううねりへと発展していきました。

 

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はじめての明治時代

 

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カワウソ編集長

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日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
【好きな歴史人物】
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