江戸時代の農民に休日が多かった意外な理由


農民に生まれた若き頃の渋沢栄一

 

江戸時代の農民というと、年がら年中働いていて、お休みといえば、正月と盆くらいというイメージです。しかし、実際は江戸後期にもなると農民たちの休日は増加し1年間で80日に到達する事もありました。

 

農民が仕事をサボるため藩や幕府が対策を練る

Edo-Castle(江戸城)

 

藩や幕府は、農民が農作業をサボって年貢収入が減る事を恐れ、決められた日以外は休みませんとする誓約書を頻繁に出させていますが
あまり効果はありませんでした。しかし、どうして江戸後期になると農民の休みが増えるのでしょうか?

 

こちらもCHECK

曹操(バカ殿ver)
バカ殿や暴君が現れてしまったら武士はどうしてた?武家社会に見られた慣行

続きを見る

 

47都道府県戦国時代

 

 

日本は史上空前の大開墾時代

 

江戸時代、初期から中期にかけて日本は史上空前の大開墾時代を迎えていました。当時は開墾した土地は、数年間年貢免除などの特典もあったので過剰な開墾が行われ、山野を斬り倒して無理に耕地を広げた結果、山の保水力が低下し、水害が頻発するなどしました。

 

こちらもCHECK

Rakuichi-Rakuza(楽市楽座)
江戸時代に庶民向け図書館があった!どんな本を取り扱っていたの?

続きを見る

 

ほのぼの日本史Youtubeチャンネル

 

 

大開墾時代の限界

 

大開墾時代は江戸時代が始まって100年が経過すると限界に到達。農民は年貢を払い、自分が食べる分の農作物を差し引いても穀物が余るようになり、農地を細かく使用して換金作物を栽培し鰯油などの肥料を施して収穫量を増大させたりしました。

 

こちらもCHECK

にぎわう市(楽市・楽座)
【江戸プチ雑学】江戸時代の高麗人参はとても高価だった?

続きを見る

 

こんにちは西洋

 

 

狭い土地で生産力を向上

餓死する農民 日本史ver

 

こうして、狭い土地に多くの労働力を投下して生産力を上げるという土地の利用法が定着した江戸後期ですがこれは、それまでの漫然と田畑を耕し米を作ればいい時代よりも時間も精神力も使うしんどい作業でした。

 

こちらもCHECK

源頼朝は源範頼を伊豆に流罪させる
島流しって何?南の島に流されたら楽しそうだけど、どうしてみんな嫌がるの?

続きを見る

 

ガンバレ徳川

 

 

農民の休日が増えた理由

幕府を倒す計画を練り始める若き渋沢栄一

 

そこで、骨休めと気晴らしがどうしても必要となり村の様々な行事にかこつけて、農民は休日を増やしていくようになります。懸命に働いたら休むというメリハリの利いた生活スタイルが江戸後期には誕生していたんですね。

 

こちらもCHECK

Edo-Castle(江戸城)
暴れん坊将軍の強さは本物だった!猪を殴り殺し力士をぶん投げた徳川吉宗

続きを見る

 

俺達尊攘派

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
カワウソ編集長

カワウソ編集長

日本史というと中国史や世界史よりチマチマして敵味方が激しく入れ替わるのでとっつきにくいですが、どうしてそうなったか?ポイントをつかむと驚くほどにスイスイと内容が入ってきます、そんなポイントを皆さんにお伝えしますね。日本史を勉強すると、今の政治まで見えてきますよ。
【好きな歴史人物】
勝海舟、西郷隆盛、織田信長

-江戸時代